「国を開く」???「鎖国」???
民主党が嫌い、ということもあるだろうが、いまNHKが中継放送中の「衆議院予算委員会」を観ていたら、安住財務大臣が「ニヤけている」と思える表情ばかりしている。
不真面目というか、国会軽視じゃなかろうか?と思えてくる。それでなくてもこの方、公的な立場で、公的な席上でオチャラケたパフォーマンスをするのが「オシャレ」と思っている節がある。
「大臣失格」とまで言わないが、ミンスの閣僚・議員はこんなのばかり・・・そして予算委員会の中継を観ていると分かるのだが、もの凄く長い、反論と言うか、屁理屈と言うか、閣僚答弁をミンス閣僚たちは行う。しかも感情を剥き出しにし、質疑者(国民の代表)をなじる。ミットモナイ。
で、いま大騒ぎになっている「TPP」のことを衆議院予算委員会でも質疑されているのだが、農業が「スケープゴート」にされており、「TPP」の肝心要の部分が疎か。野党も「TPPの事を分かっているのか?」と思ってしまう。それ以上に、政府閣僚全員が「TPP」を理解していない事が予算委員会のテレビ中継を観て理解出来た。
で、ミンス政府は以下の理由から「TPP推進」と言うこことらしい・・・
(3)規制制度改革
国を開き、海外の優れた経営資源を取り込むことにより国内の成長力を高 めていくと同時に、経済連携の積極的展開を可能にするとの視点に立ち、非 関税障壁を撤廃する観点から、行政刷新会議の下で平成23年3月までに具体 的方針を決定する。
この「国を開く」と言うのがミソのようですね。いやレトリックと言うべきでしょうかね?
日本人は、この「国を開く」という言葉に弱いですからね~・・・ちなみにね、歴史の授業で教わる江戸時代の「鎖国」というのは、当時の徳川幕府が言い出した言葉ではありませんし、徳川幕府は当初から鎖国なんか考えていなかった様です。結果的に「鎖国」と言われる状態に成っただけの様です。そして西暦で言うところの1500年代末期から1600年代にかけて世界で何があったでしょうか?これが江戸時代に行われたと言われる「鎖国」を読み解くミソです。
ついでに、昨日アップしたエントリに記したことを・・・これにも江戸時代に行われたと言われる「鎖国」を読み解くミソが書いてあります。
・TPPは通常の自由貿易ではない
・オバマ大統領がアメリカ国内の仕事と景気回復のキーとしてTPPを売っているに過ぎない
・TPP関係でベトナム以外の9つの国が既に規制緩和を行っており、民営化も進めており、各国間に既に多くの自由貿易が成立している
・アメリカの乳製品市場がニュージーランド・中国・インド・日本に開放されるなどと誰も信じていない
・TPPでは「貿易」という名前自体が誤っている、間違っている
・TPPは輸出品や輸入品に関係していない
・TPPの契約によってもたらされる義務は政府の政策や国会の責任などのコア領域に押し入ることを目的としている
・アメリカのロビーストたちが自分の好きなように医薬品・食品・知的財産の規則を制限できるようになってしまう
・外国人投資家は自国を守るために投資を削減させようとする法案を出す政府を訴えることができるようになってしまう
by urano-sakura
| 2011-11-09 13:39
| 政教分離